■出会い(H15.08)
ログハウスを建てたかった私は、平成15年夏ごろ、地元雑誌に載っていたログハウスの広告を見てD建築コンサルタントという設計事務所を知り、話を聞きに行った。その後土地が見つかり、設計も依頼する形になり設計料の手付けを支払った。
■一回目の契約解除(H16.03)
平成16年の3月、設計が進んでいたが、打合時間に遅れる、メモを取らず打合の内容が忘れられているなどの不満があり、それを指摘し、改善を約束した直後の打合に約1時間遅刻したため、設計を断り、設計料は返金された。
■再依頼(H16.09)
しばらく、ハウスメーカーも含めて他業者も探したが、ログで建てたいという希望が強く、ログにくわしいということでやはりD建築コンサルタントに再度お願いした。平成16年の9月にコンサルタント契約を交わし、費用は165万円。(設計、監理、申請のすべてを含む)
D建築コンサルタントは「ただの設計事務所ではなく、資金繰りから業者との折衝、原価での仕入れ、施行検査、工事検査など全てを行います」(*1)との事でした。
施主は何でも希望を行ってください。ハウスメーカーのように設備で利益を得ることなく、安く、いい家を建てる。施主の希望を可能な限りかなえる、一緒に楽しむ家つくり(*1)ということでした。
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■希望予算提示、平成17年10月には完成する(H16.09)
前回断っていることもあり、文書により最初に基本的なプランニングの要望(ポストアンドビーム工法)と金額の要望(外構やある程度の家電購入費や諸経費を入れて3000万円以内とすること)をした。そして工期をたずねると、できれば8月までに遅くとも10月までに建てる(*3)ということでした。
■しかし、予算大幅超過(H17.02)
ところが最初の見積をとってみると、大幅予算オーバーの建築費計4100万円。(*2)
あまりにも要望とかけ離れているのでこれではとても建てられないと、見積再検討がなされた。翌1月になってもまだ当初予算に近づかず、ついに2月には大きく設計変更した(総二階建てからロフト二階建てに)。それでもまだダメということで工務店をかえるということになる。
さらに、保証について尋ねると、地盤には10年保証は付くが、丸太を使った家は雨漏りは避けられないことなので、保証を引き受けるところはない(*11)という。
■カナダ木材個人輸入開始(H17.04)
4月半ばごろいよいよ予算内に収まりそうな見積もりができそうという事で、建物の骨格となるポストアンドビームの木材をカナダ木材個人輸入費としてカナダ業者に一部送金。(この時点で4月末工事契約5月15日基礎着工)。
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■着工予定日に建築確認が終わっていない(H17.05)
しかし5月末になっても、工事について何も言ってこないので問い合わせたところ、まだ建築確認も出さず、地盤調査もしていなかった(*4)。そして、日本の法律が悪い。ポストアンドビームは、建築確認では通らない(*5)、とうそぶく。輸入材の残金も求められる。
その後、地盤調査に別途費用が必要(*5)。地盤改良が必要なのでさらに追加費用が必要(*6)と言われる。 これだけいい加減なら、監理をきちんとしろ。というと100万円の追加請求を求められる(*7)。この時、『うちはコンサルタント会社なので契約もコンサルタント契約しかしていない。だから、設計監理と工事監理は別。本来しなくていいのに善意でやってる。』と、自分がなにを契約したのかさえ忘れて開き直る始末。
さらにカナダから木材が到着するため、見積もり自体もいい加減ななかで、工事契約を強引に勧められる。
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■設計契約の解除(H17.08)
基礎が完成し、カナダから木材が到着するというのに、アンカーボルトもおかしな部分があり、これまでのあまりにいい加減な対応で、このままの工事継続を不安に思い、ついに2度目の設計契約を解除するため、弁護士らと協議を始める。
電話連絡を入れても、一方的に切る。無言で切る。という事が続き、D建築コンサルタントも弁護士に相談したが自分の立場が不利とわかり、問題点を整理する会合では、私への批判、自己正当性主張とトンチンカンな技術的回答が用意されていた。
また、これらの交渉過程でわかったことは、予算内と思われていた工事見積もりも、実はD建築コンサルタントが適当に入れた工事見積もりであったことが判明した(*8)。
■いい加減なな見積もり作成と工事契約(*8)
今回の工事契約は、実質的な見積もり作成はD建築コンサルタントが行い、それをあたかも大工工事をする大工さんがすべてしたように見せかけ、そして大工を一方の契約者とする工事契約をさせ、実際の設備工事や一部の材料は自分が手配し、工事契約をした大工さんには何も伝えていない。という不可思議でいい加減な方法を取っていました。
よく、設計事務所が分離発注をしてコストを抑える方式がありますが、この場合は、大工、設備業者などから別々の見積書が出てきて、それぞれの業者と工事契約をするのが当たり前ですが、これらの透明性もなく、ただただ、自分の意のなかで適当な作文を作り上げて見積もりを造り、契約をさ せてようです。
■契約解除と工事再スタート(H17.10)
長い交渉の末、D建築コンサルタントから、今までの設計料の全額を返金してもらうことで合意。工事を再開する。大工は最後に工事契約をした大工さんとの契約を続行した。そして、地元の一級建築士を工事監理者としてお願いした。
しかし、工事をスタートするもトラブルが続発。
部材の一部はD建築コンサルタントが個人的に確保していた物を使うことになっていたのだが、その費用を当初のものよりつり上げて大工に買い取れと言ってきたり、自分は設計料を全額返金させられたので、仕事を与えたやったのだから設計料をお前が払えと70万円ほど大工に要求してきた。(*9)
さらに、電気工事は見積では90万になっていたが、D建築コンサルタントと電気工事会社の話では100万円だったらしい(*8)。しかもログハウスとは聞いていなく、大工の手配も悪かったせいもあり、床が張られてから初めて工事に入ったので、こんな金額じゃできないと怒り出す。
給排水設備業者も、D建築コンサルタントに直接呼ばれて、依頼されたよう。
あまりに頼りないので、別の業者にチェックしてもらったら、排水の経路がおかしくこのままでは勾配がとれず後々トラブるが見えていることがわかった(*10)。結局最初の業者は仕事をおりた。
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